IPSJ Hokkaido

平成24年度講演会(主催・共催・後援・協賛)

Medical Wireless Body Area Networks to Support Future Ubiquitous Health Monitoring and Treatment

日時: 平成24年12月19日(水) 13:30~15:00
場所: 北海道大学大学院情報科学研究科棟 11階 大会議室 (11-17)
          < http://www.ist.hokudai.ac.jp/access/ >

演題: Medical Wireless Body Area Networks to Support Future Ubiquitous Health  Monitoring and Treatment
講師: Prof. Eryk Dutkiewicz, Dr., Macquarie University, Australia

主催: 電子情報通信学会北海道支部
協賛: 情報処理学会北海道支部

概要:
最近,ワイヤレスシステムを用いて,患者の状況を常にモニタリングし,必要であれ
ば,適切な処置も行うような医療用ボディエリアネットワーク(MBAN)が研究開発さ
れている.このワイヤレスシステムは,高い信頼性を維持しながら非常に少ない消費
電力システムで実現しなければならなく,同時に患者への負担をできるだけ少なくす
るように設計開発する必要もある.本講演会では,このMBANの基本的なシステム構成
と,現在進められている標準化について説明する.さらに,最近の研究動向と本講演
者のプロジェクトチームで行われている次世代のMBANについて概要を説明する.

講演者略歴:
Dr. Eryk Dutkiewicz is a Professor of Wireless Communications at Macquarie
University in Sydney, Australia, leading the Wireless Communications and
Networking Laboratory. The Laboratory focuses on research into medium access
control and associated cross-layer issues in wireless medical body area
networks and broadband communications networks. Professor Dutkiewicz has
over 25 years of industrial and academic research experience, and has
conducted research and development with network operators and equipment
manufacturing companies. Over the last ten years his research focused on
quality of service mechanisms for wireless and mobile networks. From 1999 to
2004 he worked at Motorola where he managed a wireless research laboratory.
Since returning to academia he has worked closely with industry partners
including Motorola, Agere Systems Freescale, NXP, Infineon, Intel, CSIRO and
Zarlink on projects involving wireless sensor networks, mesh networks, LTE
and ultrawideban d technologies. Prof. Dutkiewicz has also held visiting
appointments at the Chinese Academy of Sciences in Beijing, at Shanghai Jiao
Tong University, City University of Hong Kong and Coventry University in the
UK.

Cloud Week 2012 @ 北海道大学

北海道大学情報基盤センターにおきまして、2011年11月より国内最大規
模の学術クラウド「北海道大学アカデミッククラウド」のサービスを開始いた
しました。本イベントにおきましては「アカデミッククラウドシンポジウム2
012」「オープンクラウドカンファレンス2012」「地域クラウドシンポ
ジウム2012」を合同で開催し、国内外からクラウド技術に関するリーダー
による講演をいただくことで、学術分野、IT産業、地域ITのすべてにわたる密
な情報交換を行い、国内、道内におけるクラウド技術の発展に資することを目
的としております。

皆様のお越しをお待ち申し上げております。

開催日:2012年8月28日(火)~ 30日(木)

会場:北海道大学学術交流会館(札幌市北区北8条西5丁目)
http://www.hokudai.ac.jp/introduction/campus/hall/

主催:北海道大学情報基盤センター

共催:一般社団法人クラウド利用促進機構,
日本学術振興会産学協力研究委員会インターネット技術第163委員会(ITRC)
地域間インタークラウド分科会(RICC) ,
プライベートクラウド研究会北海道支部、
北海道大学情報基盤センター共同研究「分散クラウドシステムの相互運用技術」
「インタークラウドをより拡張するための地域間相互接続の調査検証」

後援:情報処理学会北海道支部

参加費:無料

※ 以下のページから事前登録をお願いします。
(定員に達し次第、締め切りますので、早めのご登録をお願いします)
http://www.iic.hokudai.ac.jp/kyodo_kenkyu/cloud-week-2012/

初音ミクの発想、ドラえもんの実装、人工知能の夢

鼎談講演:「初音ミクの発想、ドラえもんの実装、人工知能の夢」
日時:平成24年6月26日(火)15時~16時半
場所:北海道大学 学術交流会館 講堂(←会場変更しました)
   (札幌市北区北8西5)
講演者:
伊藤博之(クリプトン・フューチャー・メディア株式会社 代表取締役 )
瀬名秀明(SF作家 日本SF作家クラブ会長)
中島秀之(公立はこだて未来大学 学長)
司会:棟方 渚(北海道大学大学院情報科学研究科 助教)
概要:
発想力とその具現化が世界を変えて行く時代。より面白い発想が多くの人々に
影響を与え、作り上げた人たちの想像を超えて広がって行く時代。このような
時代にあって、面白い組み合わせの発想を具体化・実装されている三人に、そ
れぞれ、初音ミク(音声合成+CGキャラクタ)、ドラえもん+小説、さらには
初音ミク+情報処理学会といった組み合わせの発送の経緯と実装にあたっての
工夫や苦労した点などの貴重なお話を講演していただきます。

事前申し込み:不要
入場料:無料

主催・共催団体:
オペレーションズリサーチ学会北海道支部
情報処理学会北海道支部
北海道大学大学院情報科学研究科

問い合わせ先:
北海道大学大学院情報科学研究科 複合情報学専攻 教授
(オペレーションズリサーチ学会北海道支部 支部長)
鈴木恵二
TEL:             011-706-6496
FAX: 011-706-7834
e-mail: suzuki@complex.ist.hokudai.ac.jp

将来のロボットが進むべき方向,進んではいけない方向

演題:「将来のロボットが進むべき方向,進んではいけない方向」
日時:平成24年6月15日(金) 13:00〜14:30
場所:北見工業大学A107講義室
講師:金子真 教授(大阪大学大学院工学研究科機械工学専攻)
主催:日本機械学会北海道支部
共催:情報処理学会北海道支部
協賛:精密工学会北海道支部

東京藝術大学におけるクラウドコンピューティング利用の推進

[日時]平成24年4月20日(金) 15:00〜16:00
[場所]〒060-0814 札幌市北区北14条西9丁目
        北海道大学情報科学研究科棟A21教室 
        http://www.ist.hokudai.ac.jp/access/
[講師]柏崎 礼生(かしわざき ひろき)(東京藝術大学芸術情報センター特任助教)
[演題]東京藝術大学におけるクラウドコンピューティング利用の推進

[講師紹介]
2000年北大工学研究科退学、2005年北大工学研究科退学というぼろぼろ
の経歴を背負いつつ2005年北大情報科学研究科助手(助教)。2010年から
東京藝術大学芸術情報センター特任助教。藝大の情報化を推進する。
2010年情報処理学会インターネットと運用技術研究会(IOT) 運営委員、
2011年日本学術振興会産学協力研究委員会インターネット技術第163 委
員会(ITRC)運営委員、地域間インタークラウド分科会(RICC)主査をつと
める。主にネットワーク研究の皮をかぶりながら主な関心領域は萌え。

[講演要旨]
「クラウドはバズワード。」そんな風に言われていた時期もありました。
しかし今や Gmail、Dropbox、Evernote など様々なクラウドサービスが
提供され多くの人がその恩恵に浴している。そもそもクラウドとは何な
のかという歴史的経緯を妄想を交えつつ解説する。また、東京藝術大学
におけるここ数年のクラウドコンピューティングへの取り組みを紹介し、
そのメリットとデメリット、芸術とクラウドの親和性について、次なる
バズワード「ビッグデータ」にもほんのり触れつつ無駄に熱く語らせて
いただく予定。

[問い合わせ先]
北海道大学大学院情報科学研究科複合情報学専攻
小山 聡
E-Mail: oyama@ist.hokudai.ac.jp

[主催]情報処理学会北海道支部

平成23年度講演会(主催・共催・後援・協賛)

信号の物理的分解能の壁を克服する制御法 -- 動的量子化器によるアプローチ--

[日時]平成24年3月5日(月) 13:00〜14:30
[場所]北海道大学工学部 B11教室 
        [札幌市北区北13条西8丁目,地下鉄南北線北12条駅より徒歩12分]
[講師]杉江俊治 (京都大学教授)
[演題]信号の物理的分解能の壁を克服する制御法 -- 動的量子化器によ
るアプローチ--

[講演要旨]
  近年のネットーワーク化制御への関心の高まりなどを背景に,入力が離
散値に制限されたシステム(離散値入力系)の制御が重要な研究課題となって
いる.また,実用面でも,低コスト化のためにオンオフ型アクチュエータや低
分解能のD/A変換器などが用いられる場合があるが,これらも離散値入力系の
典型例としてあげられる.

筆者らの研究グループでは,このような離散値入力系を対象として,あたかも
連続値入力が利用可能であるかのような制御性能を得る手法について研究を進
めてきた.特に,連続値信号をスマートに離散値信号に変換する動的量子化器
について,その最適設計法や実験による性能検証をおこなってきた.本講演で
は,これらの成果の基本的な考え方を示し,その有効性を多数の数値例および
メカトロニクス系の実験例によって示す.
        
[問い合わせ先]〒060-8628 札幌市北区北13条西8丁目
北海道大学大学院工学研究院 人間機械システムデザイン部門
江丸 貴紀 (emaru@eng.hokudai.ac.jp)

[主催]計測自動制御学会北海道支部
[協賛]情報処理学会北海道支部

人工生命とアニメーション

[日時]平成24年1月27日(金) 10:30~12:00
[場所]〒090-8507 北見市公園町165番地
        北見工業大学 B212講義室
[講師]北海道大学大学院情報科学研究科教授 古川正志
[演題]人工生命とアニメーション

[講演要旨]
 人工生命(Artificial Life, A-life)は,1980年代初頭から台頭した技術お
よび学問である.Hard A-lifeはロボットとして,Soft A-lifeはシリコン内の
生命として,そしてWet A-lifeは試験管内の生命を取り扱う. 本講演では,
Soft A-lifeとしてK. Simsにシミュレーションに基づくこの30年間の研究とそ
の実現性を検証するアニメーションについて平易に解説する.CAD/CAM/CAEに基
づくいわゆるデジタルモックアップの世界では実物を作ることなく製品を作る
ことが目標とされている.同じように統合型アクター(Synthetic Actor)を目
指すアニメーションは,機械設計やロボット等のデジタルモックアップに匹敵
しうる可能性がある.そこではロボテックスと同じような知能および制御技術
が使用されているが,その基礎は,neuro-evolutionや現実の物理世界を反映す
る物理モデリングである.本講演では,A-lifeとアニメーションの歴史的な経
過や北大で開発したアニボットの技術も紹介する. 

[問い合わせ先]
渡辺 美知子
〒090-8507 北見市公園町165番地
北見工業大学 機械工学科 知的システム工学研究室
Tel.&Fax. 0157-26-9218
E-mail: michy@mail.kitami-it.ac.jp

[主催]日本機械学会北海道支部
[協賛]精密工学会北海道支部,情報処理学会北海道支部

東日本大震災および原子力発電所事故対応に活用されるロボット技術

[日時]平成23年11月21日(月) 14時45分~16時15分
[場所]〒060-0814 札幌市北区北14条西9丁目
        北海道大学情報科学研究科棟A12教室 
        http://www.ist.hokudai.ac.jp/access/
[講師]東京大学大学院工学系研究科 淺間一教授
[演題]東日本大震災および原子力発電所事故対応に活用されるロボット技術

[講師紹介]
 淺間一教授は,これ迄にフェロモンロボットをはじめとする多くのロボット実
機の開発を手がけ,また,ロボットサッカーワールドカップ等の運営にも携わ
り,現在は科研費(A)で「移動知」の代表を務めているなど,ロボットの知能創
発に関して深い造詣をお持ちです.また,サービス工学を日本で立ち上げる等,
広い範囲で活発な研究を行っています.講演では,以下の内容で東日本大震災お
よびそれに伴う福島原子力災害とロボットについてのお話をしていただきます.

[講演要旨]
 東日本大震災およびそれに伴う福島原子力災害の現場においては,人では困難
な作業が多く,ロボット技術の適用が求められている.本講演では,これまでに
東日本大震災およびそれに伴う福島原子力災害の現場で適用されたロボット技術
について紹介するとともに,これからの原子力発電所の事故の収束に向けてさら
に求められている遠隔操作機器やロボットについて解説する.また,これまでの
開発や現場投入において明らかになった様々な課題や,今後行うべき取り組みに
ついて述べる.

[講師略歴]
1982年 東京大学工学部精密機械工学科卒業
1984年 同大学院工学系研究科精密機械工学専攻修士課程修了
1986年 理化学研究所化学工学研究室研究員補
1989年 工学博士(東京大学)
     理化学研究所化学工学研究室 研究員
1998年 理化学研究所研究基盤技術部 副主任研究員
2002年 東京大学人工物工学研究センター 教授
2009年 東京大学大学院工学系研究科 教授,現在に至る

[問い合わせ先]
北海道大学大学院情報科学研究科
複合情報学専攻複雑系工学講座 自律系工学研究室
古川正志
TEL: 011-706-6443 FAX:011-700-5070
E-Mail: mack@complex.ist.hokudai.ac.jp


[主催]グローバルCOEプログラム異分野共同プロジェクト「仮想物理環境系に
おける人工生物の身体行動知能創発に関する研究」
[後援]情報処理学会北海道支部

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