#author("2024-02-29T09:15:43+00:00","default:staff","staff")
[[IPSJ Hokkaido]]

* 平成24年度講演会(主催・共催・後援・協賛) [#l4a4c85f]
*** 第56回計測自動制御学会北海道支部学術講演会 [#d3c22469]
主催:計測自動制御学会北海道支部

*** 初音ミクの発想、ドラえもんの実装、人工知能の夢 [#pd6cf115]
日時:令和6年3月7日(木)~8日(金)

 鼎談講演:「初音ミクの発想、ドラえもんの実装、人工知能の夢」
 日時:平成24年6月26日(火)15時~16時半
 場所:北海道大学 学術交流会館 講堂(←会場変更しました)
    (札幌市北区北8西5)
 講演者:
 伊藤博之(クリプトン・フューチャー・メディア株式会社 代表取締役 )
 瀬名秀明(SF作家 日本SF作家クラブ会長)
 中島秀之(公立はこだて未来大学 学長)
 司会:棟方 渚(北海道大学大学院情報科学研究科 助教)
 概要:
 発想力とその具現化が世界を変えて行く時代。より面白い発想が多くの人々に
 影響を与え、作り上げた人たちの想像を超えて広がって行く時代。このような
 時代にあって、面白い組み合わせの発想を具体化・実装されている三人に、そ
 れぞれ、初音ミク(音声合成+CGキャラクタ)、ドラえもん+小説、さらには
 初音ミク+情報処理学会といった組み合わせの発送の経緯と実装にあたっての
 工夫や苦労した点などの貴重なお話を講演していただきます。
 
 事前申し込み:不要
 入場料:無料
 
 主催・共催団体:
 オペレーションズリサーチ学会北海道支部
 情報処理学会北海道支部
 北海道大学大学院情報科学研究科
 
 問い合わせ先:
 北海道大学大学院情報科学研究科 複合情報学専攻 教授
 (オペレーションズリサーチ学会北海道支部 支部長)
 鈴木恵二
 TEL:             011-706-6496
 FAX: 011-706-7834
 e-mail: suzuki@complex.ist.hokudai.ac.jp
会場:北海道大学およびZOOMでのハイブリッド開催

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参加費:会員3,000円/非会員5,000円/学生員1,000円/一般学生3,000円 論文集(PDF形式のみ)を含みます

*** 将来のロボットが進むべき方向,進んではいけない方向 [#pd6cf115]
事前参加登録(peatix)が必要です。当日会場受付はありません.

 演題:「将来のロボットが進むべき方向,進んではいけない方向」
 日時:平成24年6月15日(金) 13:00〜14:30
 場所:北見工業大学A107講義室
 講師:金子真 教授(大阪大学大学院工学研究科機械工学専攻)
 主催:日本機械学会北海道支部
 共催:情報処理学会北海道支部
 協賛:精密工学会北海道支部
参加登録・プログラム・会場に関する詳細は
当支部ホームページ(https://www.sice.or.jp/org/hokkaido/)を
参照願います.

*** 東京藝術大学におけるクラウドコンピューティング利用の推進 [#pd6cf115]
問い合わせ先:~
  〒060-8628 札幌市北区北13条西8丁目~
  北海道大学大学院工学研究院 機械・宇宙航空工学部門~
  江丸 貴紀 (emaru@eng.hokudai.ac.jp) 

 [日時]平成24年4月20日(金) 15:00〜16:00
 [場所]〒060-0814 札幌市北区北14条西9丁目
         北海道大学情報科学研究科棟A21教室 
         http://www.ist.hokudai.ac.jp/access/
 [講師]柏崎 礼生(かしわざき ひろき)(東京藝術大学芸術情報センター特任助教)
 [演題]東京藝術大学におけるクラウドコンピューティング利用の推進
 
 [講師紹介]
 2000年北大工学研究科退学、2005年北大工学研究科退学というぼろぼろ
 の経歴を背負いつつ2005年北大情報科学研究科助手(助教)。2010年から
 東京藝術大学芸術情報センター特任助教。藝大の情報化を推進する。
 2010年情報処理学会インターネットと運用技術研究会(IOT) 運営委員、
 2011年日本学術振興会産学協力研究委員会インターネット技術第163 委
 員会(ITRC)運営委員、地域間インタークラウド分科会(RICC)主査をつと
 める。主にネットワーク研究の皮をかぶりながら主な関心領域は萌え。
 
 [講演要旨]
 「クラウドはバズワード。」そんな風に言われていた時期もありました。
 しかし今や Gmail、Dropbox、Evernote など様々なクラウドサービスが
 提供され多くの人がその恩恵に浴している。そもそもクラウドとは何な
 のかという歴史的経緯を妄想を交えつつ解説する。また、東京藝術大学
 におけるここ数年のクラウドコンピューティングへの取り組みを紹介し、
 そのメリットとデメリット、芸術とクラウドの親和性について、次なる
 バズワード「ビッグデータ」にもほんのり触れつつ無駄に熱く語らせて
 いただく予定。
 
 [問い合わせ先]
 北海道大学大学院情報科学研究科複合情報学専攻
 小山 聡
 E-Mail: oyama@ist.hokudai.ac.jp
 
 [主催]情報処理学会北海道支部

* 平成23年度講演会(主催・共催・後援・協賛) [#l4a4c85f]
*** 第23回複雑系マイクロシンポジウム 特別講演 [#r5476b54]
講師:櫻沢 繁 氏(公立はこだて未来大学 教授)

*** 信号の物理的分解能の壁を克服する制御法 -- 動的量子化器によるアプローチ-- [#pd6cf115]
日時:2024年3月2日(土)15:00〜16:00(変更になる場合があります)

 [日時]平成24年3月5日(月) 13:00〜14:30
 [場所]北海道大学工学部 B11教室 
         [札幌市北区北13条西8丁目,地下鉄南北線北12条駅より徒歩12分]
 [講師]杉江俊治 (京都大学教授)
 [演題]信号の物理的分解能の壁を克服する制御法 -- 動的量子化器によ
 るアプローチ--
 
 [講演要旨]
   近年のネットーワーク化制御への関心の高まりなどを背景に,入力が離
 散値に制限されたシステム(離散値入力系)の制御が重要な研究課題となって
 いる.また,実用面でも,低コスト化のためにオンオフ型アクチュエータや低
 分解能のD/A変換器などが用いられる場合があるが,これらも離散値入力系の
 典型例としてあげられる.
 
 筆者らの研究グループでは,このような離散値入力系を対象として,あたかも
 連続値入力が利用可能であるかのような制御性能を得る手法について研究を進
 めてきた.特に,連続値信号をスマートに離散値信号に変換する動的量子化器
 について,その最適設計法や実験による性能検証をおこなってきた.本講演で
 は,これらの成果の基本的な考え方を示し,その有効性を多数の数値例および
 メカトロニクス系の実験例によって示す.
         
 [問い合わせ先]〒060-8628 札幌市北区北13条西8丁目
 北海道大学大学院工学研究院 人間機械システムデザイン部門
 江丸 貴紀 (emaru@eng.hokudai.ac.jp)
 
 [主催]計測自動制御学会北海道支部
 [協賛]情報処理学会北海道支部
演題:物質基盤知能と人工生命

*** 人工生命とアニメーション [#pd6cf115]
概要:人工知能や人工生命は、そのプラットフォームを計算機とするが、生物の身体の中には計算機がない。生物における代謝は、一般的に身体への物質及びエネルギーの取り込みを担うと認識される一方で、代謝の化学反応経路が円環状であり、反応速度論的に非線形性がある事に留意すると、代謝反応は計算機として十分機能でき、知能的な振る舞いを実現できる事が示唆される。ここではその具体例として化学知能ロボットを紹介しながら物質基盤知能について考える。

 [日時]平成24年1月27日(金) 10:30~12:00
 [場所]〒090-8507 北見市公園町165番地
         北見工業大学 B212講義室
 [講師]北海道大学大学院情報科学研究科教授 古川正志
 [演題]人工生命とアニメーション
 
 [講演要旨]
  人工生命(Artificial Life, A-life)は,1980年代初頭から台頭した技術お
 よび学問である.Hard A-lifeはロボットとして,Soft A-lifeはシリコン内の
 生命として,そしてWet A-lifeは試験管内の生命を取り扱う. 本講演では,
 Soft A-lifeとしてK. Simsにシミュレーションに基づくこの30年間の研究とそ
 の実現性を検証するアニメーションについて平易に解説する.CAD/CAM/CAEに基
 づくいわゆるデジタルモックアップの世界では実物を作ることなく製品を作る
 ことが目標とされている.同じように統合型アクター(Synthetic Actor)を目
 指すアニメーションは,機械設計やロボット等のデジタルモックアップに匹敵
 しうる可能性がある.そこではロボテックスと同じような知能および制御技術
 が使用されているが,その基礎は,neuro-evolutionや現実の物理世界を反映す
 る物理モデリングである.本講演では,A-lifeとアニメーションの歴史的な経
 過や北大で開発したアニボットの技術も紹介する. 
 
 [問い合わせ先]
 渡辺 美知子
 〒090-8507 北見市公園町165番地
 北見工業大学 機械工学科 知的システム工学研究室
 Tel.&Fax. 0157-26-9218
 E-mail: michy@mail.kitami-it.ac.jp
 
 [主催]日本機械学会北海道支部
 [協賛]精密工学会北海道支部,情報処理学会北海道支部
世話人:奥野拓(公立はこだて未来大学)

*** 東日本大震災および原子力発電所事故対応に活用されるロボット技術 [#pd6cf115]
*** 講演会 [#xe93aaf1]
講演者: 姫岡優介(東京大学)

 [日時]平成23年11月21日(月) 14時45分~16時15分
 [場所]〒060-0814 札幌市北区北14条西9丁目
         北海道大学情報科学研究科棟A12教室 
         http://www.ist.hokudai.ac.jp/access/
 [講師]東京大学大学院工学系研究科 淺間一教授
 [演題]東日本大震災および原子力発電所事故対応に活用されるロボット技術
 
 [講師紹介]
  淺間一教授は,これ迄にフェロモンロボットをはじめとする多くのロボット実
 機の開発を手がけ,また,ロボットサッカーワールドカップ等の運営にも携わ
 り,現在は科研費(A)で「移動知」の代表を務めているなど,ロボットの知能創
 発に関して深い造詣をお持ちです.また,サービス工学を日本で立ち上げる等,
 広い範囲で活発な研究を行っています.講演では,以下の内容で東日本大震災お
 よびそれに伴う福島原子力災害とロボットについてのお話をしていただきます.
 
 [講演要旨]
  東日本大震災およびそれに伴う福島原子力災害の現場においては,人では困難
 な作業が多く,ロボット技術の適用が求められている.本講演では,これまでに
 東日本大震災およびそれに伴う福島原子力災害の現場で適用されたロボット技術
 について紹介するとともに,これからの原子力発電所の事故の収束に向けてさら
 に求められている遠隔操作機器やロボットについて解説する.また,これまでの
 開発や現場投入において明らかになった様々な課題や,今後行うべき取り組みに
 ついて述べる.
 
 [講師略歴]
 1982年 東京大学工学部精密機械工学科卒業
 1984年 同大学院工学系研究科精密機械工学専攻修士課程修了
 1986年 理化学研究所化学工学研究室研究員補
 1989年 工学博士(東京大学)
      理化学研究所化学工学研究室 研究員
 1998年 理化学研究所研究基盤技術部 副主任研究員
 2002年 東京大学人工物工学研究センター 教授
 2009年 東京大学大学院工学系研究科 教授,現在に至る
 
 [問い合わせ先]
 北海道大学大学院情報科学研究科
 複合情報学専攻複雑系工学講座 自律系工学研究室
 古川正志
 TEL: 011-706-6443 FAX:011-700-5070
 E-Mail: mack@complex.ist.hokudai.ac.jp
 
 
 [主催]グローバルCOEプログラム異分野共同プロジェクト「仮想物理環境系に
 おける人工生物の身体行動知能創発に関する研究」
 [後援]情報処理学会北海道支部
日時: 2024/1/9(火) 13:00~

場所: 北海道大学 情報科学研究院棟 A13講義室

演題:大腸菌代謝動力学モデルの摂動応答性とモデル細胞死

要旨:
大腸菌などの微生物を対象としたシステム生物学はこの数十年で、富栄養環境下・指数関数増殖期にある細胞集団については、成長速度-リボソーム量関係式・フラックスバランス解析・細胞サイズコントロールなど、様々な数理的法則を見出してきた。
これらの数理的法則の背後には「細胞の代謝状態は定常状態にある」という仮定が存在する。しかし、1,000種類以上の化学物質・化学反応が複雑に相互作用する「細胞」という系において、定常状態の存在性や安定性はそれほど無批判に仮定して良いものなのだろうか。むしろ「どのような条件で安定な定常状態が存在できるのか」を問うことが、「生きている」という状態を理解するため極めて重要ではないだろうか。
また近年、ストレス環境下における細胞生理状態では遅いダイナミクスや記憶現象が生じており、それらの理解のためには定常性に拠って立つ理論アプローチでは不十分であることも指摘されるようになった。理論的関心としても実験からの需要としても、代謝の静力学を超えて動力学の理論フレームワークの発展が必要である。
そこで我々は大腸菌の代謝動力学を理解するための第一歩として、代謝ダイナミクスが代謝物質の濃度への摂動に対してどのように応答するかを複数のモデルを用いて調べた。その結果、大腸菌代謝反応動力学モデルは代謝のトイモデルに比べて、代謝物質の濃度への摂動に対して大きな応答を示すことが分かった。加えて、モデルによっては代謝物質濃度の摂動は「休眠状態」と呼ばれる大腸菌の成長停止状態の振る舞いと似た、非常に遅い緩和ダイナミクスを引き起こすことも明らかとなった。モデル縮約やネットワーク拡張などの手法を用いて代謝モデルを改変することにより、代謝モデルの持つ強力な応答性にはATPやADPといった補酵素や、代謝ネットワーク構造の構造が重要な役割を果たしていることが明らかになった。
また、より摂動を大きくしていった場合にいくつかのモデルは成長速度がゼロの「細胞死」に対応するような状態を示すことが分かった。我々はこのモデルの細胞死がどのような機構で生じているのかを明らかにし、また「ここから先ではどのように遺伝子発現状態を制御しても生き返ることは出来ない」というPoint 
of No Returnを数理モデル上において特定した。
本セミナーでは以上の内容を報告し、「細胞を一からつくることの難しさ」や、「生きている状態と死んでいる状態の本質的な違い」を理解するためにそれらをどのように役立てることができるのかを議論したい。

世話人:宮原英之(北海道大学)miyahara@ist.hokudai.ac.jp


*** 講演会 [#ice8c48f]

講演者: 藤井海斗(NII)

日時: 2023/12/12(火) 16:30 - 18:00

場所: 北海道大学 情報科学研究院棟 A22講義室

演題:組合せ最適化における局所探索の近似保証

要旨:

局所探索は、組合せ最適化における基本的なアルゴリズム設計の技法であり、
さまざまな組合せ最適化問題に用いられている。本講演では、局所探索を
理論的に解析する手法(の一部)を概説し、劣モジュラ最適化および
サンプリングとの関連について紹介する。また、講演者の研究成果である、
局所探索によって近似解が求まる条件と、そのスパース最適化への応用
についても述べる。

世話人:宮原英之(北海道大学)miyahara@ist.hokudai.ac.jp

*** 講演会 [#ice8c48f]

講演者: 道下 佳寛 (理化学研究所)

日時: 10月13日 14時45分 ~

場所: 北海道大学 情報科学研究院棟 A22講義室

演題: 強化学習による理論解析手法の開拓〜AlphaZero For Physicsに向けて〜

要旨:

近年の機械学習分野の目覚ましい進展を受け、物理学(特に物性物理)の分野においてもその手法を取り入れ上手く適用しようという動きが出てきている。例えば、実験・数値シュミレーション結果の判断[1,2]や、ニューラルネットワークに量子状態を表現させエネルギー等について最小化して基底状態・定常状態を解く手法[3-5]や、これまでの実験データを学習データとし物性を予測させるマテリアルインフォマティクス[6,7]などがある。これらは、あくまで数値シュミレーションや実験分野への適用であり、理論解析手法の開拓に対する機械学習の応用の事例は皆無であった。

そこで本研究では、「物理の有用な理論解析手法の探索」を、グラフ理論の意味での木の表現を通じて、「ある種のゲームの最善戦略の探索」の問題にマッピングし、それを強化学習(特にAlpha
Zero)のアルゴリズムを用いて解くフレームワークを提案する。また具体的な問題について適用し、実際に既に知られている解析手法を「発見」できる事を例示する。

本セミナーでは、まず、物理学の研究における基本的な問題意識と、特に量子多体系におけるいくつかのモデルとその理論解析の処方箋を、わかりやすい簡単な例を用いていくつか共有しする。さらに強化学習手法について説明した後に、物理の問題をどのようにして強化学習に解かせ、理論解析手法を開拓していくのかについて議論する予定である。

Reference

[1] J. Carrasquilla, et al, NPhys.: 13, 431-434(2017)~
[2] V. Bapst, et al, NPhys.: 16, 448-454(2020)~
[3] G. Carleo, et al,Science: 355, 602(2017)~
[4] Y. Nomura, et al, PRB:96.205152(2017)~
[5] N. Yoshioka, et al, PRB:91.214306(2019)~
[6] A. O. Oliynyk, et, al,ACS: 28, 20, 7324-7331(2016)~
[7] S. Wu, et al, Comp. Mat., 5, 66 (2019)

世話人:宮原英之(北海道大学)miyahara@ist.hokudai.ac.jp


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